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個展「ペニス主義」
2012年6月25日〜6月30日/ヴァニラ画廊(銀座)
古くは男根崇拝に始まり、繁殖豊穣のシンボルとして民間信仰のみならず文化芸能としても民衆の生活に深く結び付いてきた。芸術に於いてベルメール、モリニエの名を挙げるまでもなく、それはパワーそのものでアナーキズムにみちている。肉体が持ち得る最小最大のナイフとして詩アクメイズムがありロックセックスシンボルがありました。-時と場所を超えてたち現れる悪魔の形象-。今日のインポテンツジャパンにあって如何なる生殖を見せるのか!?乞うご期待。これは自慰に非ず!
■天かける売笑婦 襤褸衣より覗きみゆ隠し処かうすもも色に毛のはためける黒雲われを鎮めんが暑さの後の微風か暴風の後の雨ほどにもおさまらずわれ欲するは雷なり雲破り天翔うすもも色を引き裂くいかづちのみなり血達磨なるわがPenis引き裂けたる尿道と陰嚢にわきし虫どもその口にいただきし薔薇の陰唇うじ共の競いしところまたわれもにたりや襤褸衣よりこぼれたるにほいに身はふるい垢の落ちたるとこをば這い回るいかにもそこにおるは我なり
■いとけなき少年をうつせしポートレイトあり その 青白くすんだるかんばせうつしとらんと絵描きしも その まなこいじらしくこばみける瞼のまたたくをみん しかたなしや や ぶれたるダイヤモンドのほころびに いと かなしやと筆とむる |